2024
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感激してもらった親不知抜歯
- 2024.01.23
- ブログ歯記
- 親知らず・ 顕微鏡歯科治療(マイクロスコープ)
中学生頃から通っていて現在は社会人になった患者さん。
右下の親不知が隣の歯へ悪影響を及ぼす前に抜糸をすることになりました。
親不知抜歯の難易度としては容易な部類ではあります。
おもて歯科医院の親不知抜歯は、なるべく痛みや腫れが出ないように顕微鏡下でミラーテクニックを主体として行っています。
痛い・腫れたは患者さん自身で感じることですぐにわかるものです。
親不知を抜歯することが目的であることは間違いないのですが、手前の歯を健康に保つこともとても大切なことですけど、これは患者さん自身にはわからないことです。
歯科界の現在の潮流はインプラントなどで骨を作るのは一生懸命ですが、親不知抜歯の際に骨を削除してしまうことに抵抗がない歯科医師が圧倒的多数です。
これをしてしまうと手前の歯の後ろの骨が、特に頬側がガクンと落ちてしまい歯周病様の状態になってしまうのです。
でもこれって、きちんと見ながら処置をしている歯科医師にしかわかってもらえないんですよね。
今回のケースは容易なので誰がやってもそれほど手前の歯に影響は出ませんが、もっと骨に埋もれていたり上顎の親知らず抜歯は顕著に差が出ます。
抜歯後1週間で抜糸に来た患者さんは、全く痛くなかったととても感激されていて今度左の親不知を抜くことになりました。
当院の親不知抜歯も基本的に自由診療で、難易度により5〜15万円ほどかかります。
誰がやっても上記の様にそれほど手前の歯の周囲の骨を削ってしまう悪影響が出る差がないものであれば要相談。
おもて歯科医院
歯学博士
表 茂稔