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インプラント・義歯・移植

インプラント

インプラント手術インプラント治療は正しく行えば長期間機能することができ、失ってしまった歯の機能回復になくてはならない治療法になりました。

顎顔面領域の再生医療に携わる研究者でさえ、インプラント治療はすでに確立された治療法であり、莫大な研究費をつぎ込んで歯の再生研究をしなくても良いのではないか、という意見も出ているくらいインプラント治療の信頼性は高くなっています。

しかし全く問題がないわけではありません。
現在問題となっているのはインプラント周囲炎、いわゆるインプランの歯周病です。
インプラントはお手入れを怠ると歯周病になるのです。

インプラント治療ではいかにお手入れしやすい環境にするのかが大事であり、そのためには歯肉や骨の高さをできるだけ揃えることが大切です。

インプラント

症例

インプラント症例 術前

2012年 術前

インプラント症例 現在

2018年現在

食事がしにくく、総入れ歯になってしまうのではないかと不安な気持ちで来院。
部分入れ歯を作った経験があるが、気持ち悪くなってしまうため使用していなかった。
上下9本のインプラント治療を行い6年経過したが、「非常に快適で硬い食品も食べることができ、『生きている』という実感がある。
「はじめからインプラントにしておけば良かった」と明るい笑顔でお話しされていました。

リッジプリザベーション

歯周病や根管治療では歯を残せることが多いのですが、歯根破折があった場合は抜歯を余儀無くされることが多いです。
リッジプリザーベーション

抜歯をすると骨・歯肉のボリュームが減少してしてしまい、骨・歯肉レベルの不揃いが生じてしまいます。

インプラント治療においてなるべく有利に進められるよう、抜歯時に極力歯肉や骨を減らさない治療法でリッジプリザベーションという方法があります。
リッジプリザベーションは抜歯自然治癒と比較して骨の高さ平均2.07mm、幅で平均1.89mm温存効果があると報告されており、角化歯肉の温存にも有利です。

おもて歯科医院では歯根破折など止むを得ない抜歯の際はリッジプリザベーションを行ってからインプラント治療を提案しています。

症例

リッジプリザベーション1
リッジプリザベーション2
リッジプリザベーション3

義歯

咬合学という噛み合わせの研究は総義歯補綴学という学問から始まりました。
総義歯には歯科医療のエッセンスである咬合・審美が凝縮されており、歯科医療の基本となる要素が多く含まれています。

義歯を作製するにあたっては歯科医師と歯科技工士は43のステップにおいて確実に一つずつの工程を正確に行なっています。
良い材料さえ使えば快適な義歯が出来上がるわけではありません。

きちんとした義歯であれば顎堤(入れ歯を支える歯肉や骨)が痩せずらく、バネをかける歯にも負担は極力減らせるので長期間快適に入れ歯を使用することができます。

下顎義歯印象

下顎義歯印象

上顎義歯印象

上顎義歯印象

上下印象

上下印象

咬合器

上下義歯作製

移植

奥歯を失う時に健康な親知らずがあれば移植が可能かもしれません。
移植とは抜いた歯の場所に親知らずなどを移し替えることです。

一般的には若年者ほど成功率が高いとされていますが、中年以降でも移植は十分価値のある治療法だと考えています。

症例 60代女性

移植1

①抜歯予定の歯

移植2

②この親知らずを抜いて移植する

移植3

③移植した親知らず

移植4

④生着した親知らず

移植7年

⑤術後7年経ちますが、全く問題もなく機能しています。

挺出

挺出虫歯が深く歯肉の下まで進行した歯はそのままクラウン(被せ物)をしても長くはもたないことが多いです。
クラウンをするには歯肉の上に健康な歯が2ミリほど必要になります。
挺出で歯を引き上げることにより健康な歯質が挺出をすることにより、健康な歯質が歯肉の上にくるまで歯を引き上げれば経過の良いクラウンを装着できます。
この治療法は根の長さによってできない場合もありますので十分な診査が必要です。