おもて歯科医院のクラウン形成〜印象は基本に忠実でありたい方法で行っています。

・隣在歯の誤切削をしない
・過不足ない切削
・明瞭なフィニッシュラインを付与する
・各個トレーとシリコーン印象材で印象する

をいつも心がけています。

まず隣在歯の誤切削ですが、これは患者さんの治療済の歯の隣の歯に非常に多く見られます。
一般的には短時間で沢山の患者さんを治療するので急いで治療するから仕方のないことなのでしょうか。
誤切削された歯の7割くらいに虫歯ができると言われています。
顕微鏡を使っていたとしても盲目下で治療してたら同じかもしれませんね。
おもて歯科医院の特徴は誤切削をしない、です。

次に過不足ない切削ですが、これは仮歯を作製しその都度厚みを計測し歯を削る量を調整しています。
歯冠長が足りなければ歯冠長延長術も積極的に行います。
歯冠長が足りずに脱離するクラウンは最悪なクラウンです。
クラウンが脱離すると削られた無防備な歯が露出してしまい害悪でしかありません。

最近はジルコニアクラウンがほとんどで、自分の歯にもジルコニアクラウンが3本ほど入っています。
ジルコニアはCAD/CAMで作製されますので、よりシャープなフィニッシュラインが求められます。
ちなみに現在のCAD/CAM技術では、機械削り出しのままではとてもじゃないけどマージンはピッタリしないので、歯科技工士がアナログでつまり手作業で調整を行い精度の高い適合を生み出します。

開業以来17年近く各個トレーとシリコーン印象材で印象しています。
印象材の厚みが不均一だと変形量もますので、印象材の厚みが均一になるように患者さんの歯列にあったトレーを作製して印象します。
これらはパートナーである歯科技工士とよく話し合って決めています。

歯科技工士から形成のやり直しや再印象の指示があればもちろんします。

もし出来上がったクラウンに不備があった場合は全て自分の責任です。
補綴物の出来が悪くて歯科技工士に文句を言う歯医者は三流以下です。

いつも依頼している歯科技工士のクラウンは私を謙虚な気持ちにさせるくらい素晴らしく、その仕事ぶりにいつも感心しています。
私の治療の全てがいつも上手くいくわけではなくついつい自分に甘くなったり言い訳を考えてりしてしまう自分ですけど、自分に厳しい自分でありたいと思わせてくれる歯科技工士です。

当院のジルコニアクラウンは約25万円です。

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おもて歯科医院
歯学博士
日本顕微鏡歯科学会理事
日本顕微鏡歯科学会認定指導医
日本歯科大学臨床講師
顕微鏡歯科ネットワークジャパン認定医
表 茂稔