日本人は歯に無頓着な人が多いような気がします。
見た目の良さと健康のために歯に投資をする人はあまり多くはありません。
見た目と健康のバランスが大事なのですが、ホワイトニングはとかく歯の色のことしか説明しない歯医者も多いようです。
今回は私達が考える「健康な白い歯」を得るためのホワイトニングを紹介します。
ホワイトニングの種類
オフィスホワイトニング
歯科医院でおこなうホワイトニング。
主な薬剤は35%過酸化水素を使用します。
施術時間は1~2時間で、効果は早く現れます。
ホームホワイトニング
自宅でおこなうホワイトニング。
マウスピースに薬剤を塗布し、1日2時間装着し1~2週間ほど使用します。
効果は緩やかに現れます。
デュアルホワイトニング
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせたホワイトニング。
オフィスホワイトニングで白くなった歯をホームホワイトニングで持続させるという方法です。
ホワイトニングで歯が白くなる理由
ホワイトニングの薬剤がエナメル質や象牙質になどの歯の組織の中に浸透します。
エナメル質はエナメル小柱という結晶でできていますが、この小柱間を通過して歯の着色の原因である色素を取り除きます。
図ウルトラデント社より
ホワイトニングの薬剤は過酸化水素や過酸化尿素を使用することが多いのですが、これら過酸化物が分解されるときに放出される際のエネルギーで色素が分解されます。
オフィスホワイトニングは高濃度の過酸化水素に光のエネルギーを与えるため、色素を分解するエネルギーが高くなるため効果が早く現れます。
おもて歯科医院では歯科医師、歯科衛生士が施術することで安全で効果的なホワイトニングが行うことができます。
健康という美しさ
私達はただ単に歯を白くすることをお勧めしていません。
歯肉がブヨブヨなのに歯が白くてもあまり価値があるとは考えていません。
歯肉や歯並びがきれいで健康的なところに、ホワイトニングというスパイスを組み合わせるのが一番だと考えています。
すでに差し歯が入っている人だって健康的で綺麗な歯になるチャンスはいくらでもあります。
きちんとした差し歯なら、歯肉とも調和して健康的な歯肉を手に入れることができます。
そうなるためには適合の良い差し歯が必要になります。
歯と差し歯の間に隙間があって、そこが歯垢の溜まり場になるような差し歯では歯肉の健康は望めません。
ホワイトニングは天然の歯にしか作用しないため、人工物をやりかえる必要がでてきます。
もしそのような事になったら、その時は是非顕微鏡治療で適合の良い修復物を選択してください。
ホワイトニングの注意点
ホワイトニングをすると歯がしみることがあります。
その時はホワイトニングを中断したり間隔をあけることがあります。
妊婦や授乳中の女性は相対的に禁忌とされています。
出産後、授乳期間が終了してから開始できます。
ホワイトニングをすると歯が弱くなるのでは、と心配される人がいますが現在のホワイトニングの安全性はかなり高いものと認識されています。
ホワイトニングは髪の毛のパーマに例えられることがよくあります。
何ヶ月おきにホワイトニングをおこなうことで、長い期間歯を白く保つことができます。
オフィスホワイトニング術前 オフィスホワイトニング術後 たった1時間ほどで効果が出やすいのがオフィスホワイトニングの特徴です。 この効果を持続するためにホームホワイトニングをうまく活用します。 健康という美しさを考えたホワイトニングご希望の方はお問い合わせください。
治療期間 オフィスホワイトニング1時間
費用 上下の歯 オフィスホワイトニング 35000円~
おもて歯科医院
歯学博士
表 茂稔