日本独自のやり方。
世界的にみても日本独自に発展した物や仕組みのことをガラパゴス化という言葉で表現されることがあります。
歯科の保険治療はまさにガラパゴス化した制度で、最近ではその内容に疑問を持つ患者さんも増加していますが、何も疑問を持たずに保険治療で高水準の歯科治療が受けられるものだと信じている患者さんも圧倒的に多いのも事実です。

今回は日本の保険治療とおもて歯科医院の自由診療の違いについてフォーカスを当てたいと思います。
あくまでもおもて歯科医院の考え方であり、歯科医師によって考え方が違う事はご理解ください。

保険治療は昭和30年代から始まり、「病気のために働けなくて貧困になる」ことへの対策として生まれた制度です。

それから60年以上経った令和の時代、患者さんの歯への意識や要望は高くはなりましたが社会医療費に占める割合は歯科はここ40年ほど横ばい。

単刀直入にいうと安すぎるのです。

海外では根管治療は高い技術で治療費が高く成功率が高い。
日本の根管治療は低い技術で治療費が安く成功率が低い。

多くの歯科医師はこの事実に頷くのではないでしょうか。

私の保険治療の技術はアルバイト・勤務医時代に築きました。
特にアルバイトしていた歯科医院は地域1番の人気歯科医院で99.5%保険治療でした。
5年間ほどアルバイトをして人気歯科医院の保険治療技術の腕を磨きました。

1時間に8〜10人ほどの患者を治療する。
治療費を高くすると悪い噂が立つので、できるだけ安く保険治療メインでやる。
数年おきの繰り返し治療。
などなど。

他で勤務したところも似たり寄ったりで、私の頭の中ではこれが日本の標準的な保険治療と認識されてしまい、いまでもその呪縛から逃れられません。

おもて歯科医院を開院するにあたり、勤務時代に経験した保険治療をそのまま踏襲する気には全くなれませんでした。

いくらなんでもこれでは歯医者ではなく歯壊者だと、ずっと心のどこかで引っかかっていたから。

本業である歯科治療の技術と知識と真摯さと情熱が高くなれば高くなるほど、保険で治療することが不可能になります。

理由は安すぎるから。

保険治療は短時間で多人数を治療して利益を得る仕組みです。
だからユニットに何人も患者さんを並べてベルトコンベアー式に治療するのです。

おもて歯科医院では苦悩の末、野戦病院のようなベルトコンベアー式の治療は捨てることにしました。
多人数を治療することを捨てたのです。

でも赤字で潰れてしまうわけにいかないので、できるだけ短時間で治療する事は除外できませんでした。

だからおもて歯科医院ではひとりの歯科医師が同時に何人もの患者さんを同時に治療する事はありません。

ただし治療時間は20分が限度です。

20分とはきちんとした治療をするには短すぎます。

自由診療では1〜1時間30分、長い時は2時間いただきます。
おもて歯科医院の顕微鏡治療は、ミラーテクニックによる治療法で見ながら治療する技術を有する数少ない歯科医院です。

アルバイト・勤務医時代は自由診療の良さを患者さんに伝えてあげることができませんでした。
医療なのに選択肢を提示しないのはフェアじゃないと思います。

おもて歯科医院では患者さんが説明を拒否しない限り、必ず保険治療と自由診療の2つを提示します。

おもて歯科医院の自由診療と保険治療に共通する事は、与えられた条件と範囲の中で精一杯のことをする、です。
それ以上でも以下でもありません。

以下に表を記載します。

保険治療と、おもて歯科医院の自由診療の比較です。
なるべく簡潔にわかりやすくしたので、読み手によっては不快に感じるかもしれません。
詳細は歯記に綴っていますのでどうぞご覧ください。